1939年頃を舞台にした架空戦記っぽいもの。おフネを操縦して色んなミッションをこなしていく。PS2版にバランス調整を施してPSPに移植したらしい。VITAでもDL販売からプレイできる。なお、「鋼鉄の咆哮」と書いて「ウォーシップ・ガンナー」と読む。
まず操縦するおフネの設計から入る必要がある。テンプレートは用意されているが、それだと面白くない。「駆逐艦」「巡洋艦」などのガワを決め、そこに主缶、主機、煙突などを配置し、艦橋などの設備を配置し、兵装を配置し……と、自分でおフネを組み上げましょう。なお、この要素をエクストリーム化させたのがSteamで販売されているFrom The Depthである。各種パーツは基本的にミッション達成時にもらえる資金を使って開発研究することでパワーアップさせていく事ができる。最初は10サンチ単装砲から、12.7サンチ砲へ。50口径、60口径へ攻撃力アップ。連装砲から3連装砲へ、etc。
シナリオは極東の架空国家ウィルキアでクーデターが起こり帝国となり、全世界に宣戦布告。あっという間にヨーロッパを侵略していく中、主人公属するウィルキア近衛海軍が解放軍となって祖国ウィルキアの為に帝国と戦う云々というシリアスなもの。
まあここまではよろしい。
極東の小国(海を挟んだ隣国が日本)であるウィルキアが物凄い勢いで侵略戦争に成功した裏には、「超兵器」なるトンデモ兵器を運用した事が大きいと来る。80ノット超の高速戦艦、双胴戦艦、超巨大爆撃機エトセトラ。ボスとして登場するので撃破して下さい。なお、対抗策として研究開発には豊富なメニューを取りそろえました。1周目はまだ常識の範疇に収まっていますが(それでも核融合炉とか不吉な名前が出てきます)、クリアデータを引き継いだ2周目以降はレーザー砲とか普通に開発でき、敵も普通に使ってきて、最終的には双胴戦艦のガワに核融合炉を積んで160サンチ砲(砲弾は直上に打ち上げて敵の脳天に落ちてくるメテオ兵器、命中率はほぼ100%)を主武装とし、にゃんこビーム(武装名にそう書いてある)で航空機を撃墜し、まあそれだけだと不安だから対空ミサイルVLSとか35mmCIWSとか積みましょうか。対潜兵装はASROCで行きましょう。補助兵装として超重力電磁防壁(そう書いてある)で防御力を上げ、謎の装置(そう書いてある)を色々積んでスペックをドカ上げし、残弾数が気になるから無限装填装置で残弾無限として撃ち放題、ついでに謎の装置(そう書いてある)で全兵装を自動攻撃化さた100ノット超のおフネで対抗しましょう。もう一度書きますが時代設定は1939年から1940年頃の話です。完全に悪フザケ入ってます。素晴らしいですね。
一方でストーリーは超兵器を運用する帝国との戦いというシリアス路線で進み、肝心の海戦部分は自分の作った超兵器 VS ザコ敵としてレーザー砲を浴びせてくる超大和型(たくさん)&超兵器、という悪フザケにも程がある阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されます。なお、コンプリートするには10周するのが一番効率がいいそうです。エクストラステージも確信犯で悪ノリ全開です。
ツッコミ所だらけなのは確かですが、何か文句ありますか。
Rating : 10 / 10
補足:
鋼鉄の咆哮3がなかなかリリースされなくてモヤモヤしている諸賢には、前述したFrom The Depthに手を出すといいでしょう。これもなかなかフザけた代物で、基本はマインクラフトのようにブロックを組み合わせて艦船を組み上げていく訳ですが、重心に対するスクリューの位置を少しでも間違えると船首が上がってくるりと1回転して転覆とか普通に起きますので、たいへん食べ応えのあるゲームです。ビルドモードでおフネを組み立て、ストーリーモードやキャンペーンモードで運用して遊びます。私のプレイ時間は450時間。1000時間越えのプレイヤーなどゴロゴロしています。